MBTIとエニアグラムの相関:203441人を対象とした研究(2024年)

以下の3つの表は、このウェブサイトでエニアグラムテストを受験し、ご自身のMBTIタイプを入力してくださった203441名以上の方の結果をもとに作成されています。

これらの結果は、すべて当サイトのシステムから「比較的信頼度が高い」と判断されたもの(主タイプのスコアが高く、拮抗する結果が出ていないもの)のみを使用しており、統計データとしてできるだけ信頼性を確保しています。

MBTIタイプとエニアグラムタイプの相関

下の表は、各MBTIタイプ内で各エニアグラムタイプが占める割合(%)を示しています。たとえば、6.48%のENFJがタイプ1で、36.84%のENFJがタイプ3というように読み取ってください。

タイプ 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ENFJ 6.48% 17.96% 36.84% 9.89% 0.56% 4.94% 10.97% 7.39% 4.97%
ENFP 1.49% 16.37% 15.18% 23.74% 0.41% 2.49% 29.19% 4.79% 6.34%
ENTJ 8.34% 2.99% 28.26% 3.95% 2.01% 3.09% 8.49% 41.21% 1.65%
ENTP 1.86% 3.13% 13.38% 13.97% 2.22% 2.06% 37.75% 22.82% 2.81%
ESFJ 5.38% 24.12% 37.91% 4.19% 0.23% 8.87% 6.81% 4.45% 8.04%
ESFP 1.84% 16.09% 23.73% 9.26% 0.69% 4.60% 30.05% 6.39% 7.34%
ESTJ 13.81% 5.65% 37.19% 1.64% 1.06% 6.92% 5.65% 24.12% 3.97%
ESTP 1.54% 3.81% 23.12% 5.86% 1.18% 2.36% 39.78% 18.30% 4.04%
INFJ 10.57% 19.32% 3.02% 21.14% 5.78% 16.06% 3.05% 3.11% 17.96%
INFP 2.18% 13.60% 1.32% 45.09% 3.09% 8.43% 4.90% 1.76% 19.61%
INTJ 13.07% 2.26% 2.38% 9.27% 40.09% 9.65% 2.44% 15.08% 5.74%
INTP 3.64% 2.79% 1.37% 23.70% 37.53% 7.41% 6.50% 6.51% 10.54%
ISFJ 8.79% 23.48% 3.28% 5.79% 2.79% 26.88% 1.93% 2.13% 24.94%
ISFP 2.09% 14.83% 2.03% 21.45% 3.30% 14.68% 6.97% 2.18% 32.47%
ISTJ 21.37% 5.72% 4.18% 3.57% 16.23% 21.91% 2.03% 9.84% 15.15%
ISTP 3.57% 3.70% 2.41% 10.83% 30.64% 11.10% 9.08% 7.85% 20.92%

MBTIタイプとエニアグラムタイプの相関は確かに見られますが、絶対的なものではありません。ページ下部の目次では、エニアグラム各タイプとMBTI各タイプの相関をケースごとに詳しく記載しています。

エニアグラムタイプと二分法の嗜好との相関

下の表は、各エニアグラムタイプ内で二分法の嗜好がどの程度分布しているかを示したものです。たとえば、84.26%タイプ2は主に感情(“F”=Feeling)で判断し、63.94%タイプ4は内向性(“I”=Introversion)である、というように読み取ってください。

文字 E I S N F T P J
1 35.49% 64.51% 53.54% 46.46% 40.97% 59.03% 17.96% 82.04%
2 50.66% 49.34% 53.15% 46.85% 84.26% 15.74% 42.93% 57.07%
3 91.17% 8.83% 57.35% 42.65% 52.14% 47.86% 36.74% 63.26%
4 36.06% 63.94% 30.01% 69.99% 66.63% 33.37% 69.15% 30.85%
5 5.99% 94.01% 43.27% 56.73% 10.77% 89.23% 46.66% 53.34%
6 22.09% 77.91% 63.40% 36.60% 57.96% 42.04% 35.08% 64.92%
7 84.33% 15.67% 49.32% 50.68% 43.68% 56.32% 78.64% 21.36%
8 73.31% 26.69% 44.88% 55.12% 17.69% 82.31% 39.32% 60.68%
9 21.66% 78.34% 63.01% 36.99% 66.52% 33.48% 54.48% 45.52%

どのタイプにも多少なりとも特徴的な嗜好があるのは興味深い点です。ただし、少数派を決して切り捨てるべきではありません。たとえば「30%」でも1000人中300人に当たるわけで、十分意味のある数値です。ただし大まかな傾向を知ることもまた有益です。たとえば:

  • タイプ1(「完璧主義者」)は圧倒的多数がジャッジ("J"=Judging, 82.04%)であり、情報を集める(探索する、聞く)よりも処理する(整理、構造化)ことを好みます。
  • タイプ2(「献身家」)は大部分が感情タイプ("F"=Feeling, 84.26%)で、「好き・嫌い」で物事を判断する傾向が強く、理屈(「真か偽か」)で判断するよりも情に流されやすい傾向にあります。
  • タイプ3(「カメレオン」)は非常に多くが外向性("E"=Extraversion, 91.17%)であり、人と交流したり、新しい人脈を作ったり、動き回ったりすることでエネルギーを得る傾向があります(家にずっといるよりは外で活発に行動)。
  • タイプ4(「アーティスト」)は直観("N"=Intuition, 69.99%)と知覚("P"=Perceiving, 69.15%)が優勢で、抽象的・理論的なテーマに関心を向けることが多いです。しかし、感覚("S"=Sensing, 30.01%)や判断("J"=Judging, 35.49%)の要素を持つ4も無視できない割合で存在します。
  • タイプ5(「オブザーバー」)は非常に多くが内向性("I"=Introversion, 94.01%)で、一人で(多くは自宅で)過ごしたり、少人数の親しい人と過ごしてエネルギーを得る傾向があり、感情よりも理性(89.23%)で物事を判断します。
  • タイプ6(「ロイヤル」)もまた大半が内向性("I"=77.91%)です。
  • タイプ7(「冒険家」)は大部分が外向性("E"=84.33%)で、外へ出てアクティブに行動し("E")、即興や探索、冒険心を重視する("P"=78.64%)傾向が強く、秩序立った行動("J")は好みません。
  • タイプ8(「リーダー」)は多数が論理的思考("T"=Thinking, 82.31%)を重んじ、感情よりも理性を優先し、大半が外向性("E"=73.31%)である傾向も見られます。
  • タイプ9(「平和主義者」)は大多数が内向性("I"=78.34%)です。

エニアグラムタイプとユングの認知機能との相関

下の表は、各エニアグラムタイプ内でユングの認知機能(主要または補助機能)がどの程度分布しているかを示したものです。たとえば、46.54%タイプ1は内向的感覚("Si")を主要または補助として持っています。

機能 Se Si Ne Ni Fe Fi Te Ti
1 9.06% 46.54% 8.57% 37.79% 32.67% 6.99% 47.84% 10.53%
2 21.21% 35.36% 21.44% 26.53% 46.48% 34.29% 7.40% 7.30%
3 22.04% 38.25% 16.25% 28.08% 32.32% 17.56% 27.89% 17.61%
4 20.07% 6.28% 44.06% 20.21% 23.26% 50.22% 10.13% 25.78%
5 25.28% 12.47% 23.46% 31.38% 7.65% 4.34% 50.20% 45.21%
6 23.80% 45.68% 13.88% 25.56% 35.36% 17.67% 23.54% 14.51%
7 39.53% 8.26% 39.64% 11.45% 11.75% 33.60% 9.60% 46.17%
8 19.55% 22.10% 19.94% 32.98% 10.39% 7.83% 54.23% 32.98%
9 38.26% 29.75% 21.62% 18.93% 29.54% 32.07% 11.61% 18.22%

このように、高い相関が見られる場合(たとえばタイプ854.23%が「Te」(外向的思考)を主要または補助としているなど)もある一方で、ある特定の認知機能がエニアグラムタイプの中で圧倒的多数を占めるわけではありません。これはMBTIテストとエニアグラムの補完性、そして組み合わせの多様性を示すものです。

下記の目次から、各MBTIタイプがエニアグラムの各タイプとどのように相関しているかをケースごとに確認できます。

目次

MBTIタイプとエニアグラムタイプの相関

FAQ

MBTIタイプとエニアグラムタイプの相関

オーガナイザー(ExxJ)

立っている男性が、座っている3人の女性に対してプロフェッショナルなプレゼンテーションを行い、全員が熱心に取り組んでいる様子。

ENFJ : カメレオン (36.84%) か、献身家 (17.96%) か?

多くのENFJは、タイプ3(カメレオン) (36.84%) で、成功志向が強く優れた社交能力を持っています。彼らは他者をコーチングする能力に長けており(外向的感情 / 内向的直観)、成功への欲求(タイプ3)も高いです。また、タイプ2(献身家) (17.96%) のENFJもおり、より自己犠牲的で他者重視の面が強いです。

まれにENFJは、タイプ7(冒険家) (10.97%)、タイプ4(アーティスト) (9.89%)、またはタイプ8(リーダー) (7.39%) になることもあります。さらに少数ながらタイプ1(完璧主義者, 6.48%)やタイプ6(ロイヤル, 4.94%)も存在し、タイプ5のENFJ (0.56%) は非常に稀です。

ENTJ : リーダー (41.21%) か、カメレオン (28.26%) か?

多くのENTJは、タイプ8(リーダー) (41.21%) で、自立やコントロール、権力を強く求める(タイプ8)と同時に、論理的かつ長期的なプランや戦略を絶えず考案する能力に優れています(外向的思考 / 内向的直観)。一方で、タイプ3(カメレオン) (28.26%) のENTJも多く、タイプ8ほどコントロール志向ではないものの、自分のイメージに敏感で柔軟性や社交性を発揮しながらも、成功への欲求(タイプ3)と戦略的思考(外向的思考 / 内向的直観)を持っています。

まれにENTJは、タイプ7(冒険家) (8.49%) や、タイプ1(完璧主義者) (8.34%) にもなります。タイプ4 (3.95%)、タイプ2 (2.99%)、タイプ5 (2.01%)、タイプ9 (1.65%) のENTJはかなり少数派です。

ESFJ : カメレオン (37.91%) か、献身家 (24.12%) か?

多くのESFJは、タイプ3(カメレオン) (37.91%) で、成功に惹かれつつも優れた社交力を持っています。彼らは経験を重視し、他者から得られる経験(外向的感情 / 内向的感覚)を学びに活かして目標達成を目指し、また自分自身の経験から得た知見を人々に伝えて励ますことも好きです(タイプ3)。一方で、タイプ2(献身家) (24.12%) も多く、こちらはより自己を脇に置いて他者に尽くす傾向が強いです。

時々、ESFJはタイプ6(ロイヤル) (8.87%) やタイプ7(冒険家) (6.81%) になることもあります。タイプ1 (5.38%)、タイプ4 (4.19%)、タイプ8 (4.45%)、タイプ5 (0.23%) のESFJはかなり少ないです。

ESTJ : カメレオン (37.19%) か、リーダー (24.12%) か?

多くのESTJは、タイプ3(カメレオン) (37.19%) で、成功を追求しながらも(外向的思考 / 内向的感覚)による戦略・戦術スキルを駆使します。パフォーマンス志向が高く、規律正しく、客観的な(外向的思考 / 内向的感覚)ESTJは、これらを総動員して目標を達成します。その目標はしばしば「成功」のイメージや周囲からの称賛(タイプ3)によって動機づけられています。一方、タイプ8(リーダー) (24.12%) のESTJは、成功よりも独立性や権力を重視し、タイプ3よりも反骨精神(「反発」を含む)や他者に対する社交性の低さが見られます。

その他に、タイプ1(正直・完璧主義者) (13.81%) のESTJも一定数います。タイプ6 (6.92%)、タイプ7 (5.65%)、タイプ2 (5.65%)、タイプ9 (3.97%)、タイプ4 (1.64%)、タイプ5 (1.06%) はさらに少数派です。

冒険家(ExxP)

ジャングルを車で冒険する探検家たち。

ENFP : 冒険家 (29.19%) か、アーティスト (23.74%) か?

多くのENFPは、タイプ7(冒険家) (29.19%) で、新しい体験や楽しそうな企画、刺激的な要素を求める傾向があります。アイデアが常に湧き出し(外向的直観)、それが自分の価値観(内向的感情)に合致するとなおさらエネルギッシュになります(タイプ7)。一方、タイプ4(アーティスト) (23.74%) のENFPは、ややアンビバレント(内向的感情の影響が強い)になりやすく、外向的直観を自分の内面世界や芸術表現に傾けやすい傾向がタイプ7よりも強いです。もっとも、ENFP同士でも両タイプ7的要素・4的要素を互いに持つ場合も多く、単なる選好の違いとも言えます。

ENFPの中には、タイプ2(献身家) (16.37%) のように他者への思いやりが強い人や、タイプ3(カメレオン) (15.18%) のように成功に敏感な人もいます。比較的稀なのはタイプ9(平和主義者, 6.34%)、タイプ8(チャレンジャー, 4.79%)です。タイプ6 (2.49%)、タイプ1 (1.49%)、タイプ5 (0.41%) はさらに稀です。

ENTP : 冒険家 (37.75%) か、チャレンジャー (22.82%) か?

多くのENTPは、タイプ7(冒険家) (37.75%) で、新しい経験を追求し(外向的直観 / 内向的思考)、それを楽しみながら実行に移そうとします(タイプ7)。自制心に難が出やすいタイプ7とENTPの組み合わせは、しばしば誘惑に負けたり、あれこれ試したくなるあまり規律が続かないこともあるほどです。一方、タイプ8(チャレンジャー) (22.82%) のENTPも多く、こちらはコントロールやパワーへの欲求が加わるため、少し用心深く挑戦する姿勢が見られます。また、タイプ7が嫌う負の感情にも、タイプ8はより立ち向かおうとするので、ENTPがより「強い」印象を与える傾向があります。

ときどき、ENTPはタイプ4(アーティスト) (13.97%) やタイプ3(カメレオン) (13.38%) にもなります。タイプ2 (3.13%)、タイプ5 (2.22%)、タイプ6 (2.06%)、タイプ9 (2.81%) のENTPは稀です。

ESFP : 冒険家 (30.05%) か、カメレオン (23.73%) か?

多くのESFPは、タイプ7(冒険家) (30.05%) で、現時点の世界を五感を通じて観察し(外向的感覚 / 内向的感情)、興味を惹かれる新鮮で楽しい体験を求めて行動する傾向があります。周囲の刺激に敏感で、新しい機会を見つけると次々に飛び込み、充実感を得ようとします。一方、タイプ3(カメレオン) (23.73%) のESFPもかなり多く、自己イメージや「成功」へのこだわりを持ち、かつ非常に適応力が高い(MBTIとエニアグラムの中でも最も適応力に優れる2タイプの組み合わせ)ため、まさに「俳優」のような存在になります。

そのほか、タイプ2(献身家) (16.09%) や、タイプ4(アーティスト) (9.26%) のESFPも少なくありません。タイプ9 (7.34%)、タイプ8 (6.39%)、タイプ6 (4.60%)、タイプ1 (1.84%)、タイプ5 (0.69%) はさらに稀です。

ESTP : 冒険家 (39.78%)、カメレオン (23.12%)、またはチャレンジャー (18.30%) か?

多くのESTPは、タイプ7(冒険家) (39.78%) で、合理的に(内向的思考 / 外向的感覚)周囲を観察しつつ、面白そうな体験や刺激的な活動を常に探し出しては飛び込んでいく傾向があります。一方、タイプ3(カメレオン) (23.12%) のESTPは成功を演じることにより強い動機を持ち、タイプ8(チャレンジャー) (18.30%) のESTPはコントロールやパワーの志向がさらに強いです。

タイプ1 (1.54%)、タイプ2 (3.81%)、タイプ4 (5.86%)、タイプ5 (1.18%)、タイプ6 (2.36%)、タイプ9 (4.04%) のESTPはあまり多くありません。

エンパス(IxFx)

女性の手が、男性の手に優しく触れている様子。

INFJ : アーティスト (21.14%)、平和主義者 (17.96%)、または献身家 (19.32%) か?

INFJの多くは、タイプ2(献身家) (19.32%) で、(誰か)他者に対して強く献身する傾向があるか、タイプ4(アーティスト) (21.14%) で、自己内面を重視し他者も自分の中に取り込みながら表現活動をするか、タイプ9(平和主義者) (17.96%) で、優れた対人スキルを活かして仲裁や調和をもたらすか、あるいはタイプ6(ロイヤル) (16.06%) で、安全や信頼を非常に重視する(他者を深く理解できるがゆえに警戒もする)場合に分かれます。INFJは(内向的直観 / 外向的感情)により、他者と深く共感・理解する能力がありますが、内向的直観が優勢のため(ENFJと異なり)行動より観察に重きを置くことが多いです。

INFJのタイプ3 (3.02%)、タイプ5 (5.78%)、タイプ7 (3.05%)、タイプ8 (3.11%) は稀です。

INFP : アーティスト (45.09%) か、平和主義者 (19.61%) か?

多くのINFPは、タイプ4(アーティスト) (45.09%) で、芸術や独創性、ユニークさ、そして何より自分の大切な価値観に深く根差した表現(内向的感情 / 外向的直観)を好みます。彼らは想像力豊かな内面世界を育み、そこに没頭することも多いです。一方、タイプ9(平和主義者) (19.61%) のINFPは、自己中心性がやや低く、感情と理性のバランスもわずかにとりやすく、平和的な空気を守ることを重んじ、争いを極力避けたり周囲全体を理解して調停しようとする傾向が強いです。タイプ4に比べると情緒の波もやや緩やかで落ち着いていることが多いです。

その他、タイプ2(献身家) (13.60%) のINFPも少なからずいます。タイプ6 (8.43%)、タイプ7 (4.90%)、タイプ1 (2.18%)、タイプ3 (1.32%)、タイプ5 (3.09%)、タイプ8 (1.76%) は少数派です。

ISFJ : ロイヤル (26.88%)、平和主義者 (24.94%)、または献身家 (23.48%) か?

多くのISFJは、タイプ6(ロイヤル) (26.88%) で、安全欲求が高く、経験をしっかり蓄積・分析して安全策を講じることに優れ(内向的感覚 / 外向的感情)、また対人理解にも長けています。次に多いのが、タイプ9(平和主義者) (24.94%) で、より穏やかで寛容・リラックスした雰囲気を重視し、人間関係の調和を大事にします。さらに、タイプ2(献身家) (23.48%) も多く、補助機能(外向的感情)が特に発達している場合、他者を支えることに大きなやりがいを感じます。

その他、タイプ1(完璧主義者) (8.79%) のISFJもいます。タイプ3 (3.28%)、タイプ4 (5.79%)、タイプ5 (2.79%)、タイプ7 (1.93%)、タイプ8 (2.13%) はさらに少数派です。

ISFP : 平和主義者 (32.47%)、アーティスト (21.45%)、またはロイヤル (14.83%) か?

多くのISFPは、タイプ9(平和主義者) (32.47%) で、優しく静かで寛容的、控えめでシンプルな喜びを大切にし、周囲からも好かれやすい傾向があります。彼らは今この瞬間にしっかりと向き合い、平和で調和のある空間を維持しようとします。一方、タイプ4(アーティスト) (21.45%) のISFPは、より葛藤や独自性の探求に向き合い、新しいもの・オリジナリティを求めて美術的表現や創作活動にエネルギーを注ぎます。また、タイプ6(ロイヤル) (14.68%) は安全志向が強く、タイプ2(献身家) (14.83%) は他者支援へのモチベーションが高い特徴を持ちます。

他にも、タイプ7(快楽・冒険傾向, 6.97%)のISFPがいます。タイプ1 (2.09%)、タイプ3 (2.03%)、タイプ5 (3.30%)、タイプ8 (2.18%) はより稀です。

アナリスト(IxTx)

チェスボード上に立つ男女が互いに向かい合って見つめ合っている様子。

INTJ : オブザーバー (40.09%)、リーダー (15.08%)、または完璧主義者 (13.07%) か?

多くのINTJは、タイプ5(オブザーバー) (40.09%) で、優れた分析力や計画力、戦略性(内向的直観 / 外向的思考)を武器に、常に知識欲を満たそうとします。彼らは興味のある分野で専門性を磨くことを好みます。一方、タイプ8(リーダー) (15.08%) のINTJは、外向的思考を非常に発達させており、ENTJに近い性質を持ちます。アイデアの実現に強く動機づけられ、起業家や指導者、または独立して仕事をすることが多く、独立心や権限を大切にする傾向があります。タイプ1(完璧主義者) (13.07%) のINTJは、タイプ5やタイプ8ほど独立性を前面に出さない反面、社交性がやや高めで、周囲の不完全さが気になり、改善しようとするモチベーションが強いです。

その他、タイプ6(ロイヤル) (9.65%) やタイプ4(アーティスト) (9.27%) のINTJも存在します。タイプ2 (2.26%)、タイプ3 (2.38%)、タイプ7 (2.44%)、タイプ9 (5.74%) は稀です。

INTP : オブザーバー (37.53%) か、アーティスト (23.70%) か?

多くのINTPは、タイプ5(オブザーバー) (37.53%) で、学習能力・分析能力(内向的思考 / 外向的直観)が高く、常に知識を貪欲に吸収し蓄積していきます。多岐にわたる分野に精通している場合も多いですが、それを実際に活用するかは別問題、というスタンスを持つ人もいます。一方、タイプ4(アーティスト) (23.70%) のINTPは、理性と感情のバランスが若干取りやすく、蓄えた知識を芸術表現や創造的な活動に繋げる傾向があります。

他には、タイプ9(平和主義者) (10.54%) のINTPも一定数います。タイプ1 (3.64%)、タイプ2 (2.79%)、タイプ3 (1.37%)、タイプ6 (7.41%)、タイプ7 (6.50%)、タイプ8 (6.51%) は稀です。

ISTJ : ロイヤル (21.91%)、完璧主義者 (21.37%)、またはオブザーバー (16.23%) か?

ISTJの中には、タイプ6(ロイヤル) (21.91%) とタイプ1(完璧主義者) (21.37%) が多く存在し、彼らは(内向的感覚 / 外向的思考)による優れた分析力や整理能力、監査能力を、それぞれ安全や忠誠心の確保(タイプ6)、あるいは誠実さや公正さの追求(タイプ1)のために活かします。また、タイプ5(オブザーバー) (16.23%) やタイプ9(平和主義者) (15.15%)、タイプ8(リーダー) (9.84%) も一定割合見られます。

タイプ2 (5.72%)、タイプ3 (4.18%)、タイプ7 (2.03%) のISTJはあまり多くありません。

ISTP : オブザーバー (30.64%) か、平和主義者 (20.92%) か?

多くのISTPは、タイプ5(オブザーバー) (30.64%) で、理路整然とした思考(内向的思考 / 外向的感覚)と現実的な視点を持ち、知識を蓄積しつつ、実務面の手先の器用さにも優れています。一方、タイプ9(平和主義者) (20.92%) のISTPは、より落ち着きがあり、目の前の現実により深く向き合いつつ、周囲との調和や平穏を好む傾向があります。その他、タイプ4(アーティスト, 10.83%)、タイプ6(ロイヤル, 11.10%)、タイプ7(冒険家, 9.08%)、タイプ8(チャレンジャー, 7.85%)が続きます。

タイプ1 (3.57%)、タイプ2 (3.70%)、タイプ3 (2.41%) のISTPはさらに少数派です。

FAQ

MBTIとエニアグラムの違いは何ですか?

MBTI®テスト(1940年代に考案され、現在は民間企業が所有)は、カール・ユングが定義した認知機能の理論に影響を受け、「情報をどのように認識・処理するか」という個人の嗜好や習慣を学ぶ目的で作られました。

一方、エニアグラム(正確な起源は定かではありませんが、千年以上前から存在し、1970年代のドン・リチャード・リーソ、1980年代以降の精神科医クラウディオ・ナランホなど、多くの貢献者によって発展してきた)は、より「人の根本」に迫るモデルとして、人生を通して無意識に陥りがちな「強迫的な循環」をタイプごとに示すものです。

MBTIが行動の「どうやって」に焦点を当てる(認知機能の嗜好を通じたメカニズム)のに対し、エニアグラムは「なぜ」に焦点を当て、人の内面にある欲求や恐れ、動機などを深く掘り下げます。そのため、両者は補完関係にあります。

MBTIとエニアグラムの組み合わせはすべて可能ですか?

理論上は、すべての組み合わせがあり得ます。ただし一部の組み合わせは非常に稀で、認知機能の観点から見ると特定のエニアグラムタイプとの相性がよい(頻出しやすい)ケースが多く見られます。

たとえば、INFPの45.09%タイプ4(INFPのほぼ2人に1人)というのは、INFPの優勢機能(内向的感情と外向的直観)が非常に繊細で夢見がちで価値観重視という傾向と、自己中心的で想像力豊かなタイプ4(アーティスト)との親和性が高いという理由づけが可能です。

反対に、INFPのうちタイプ3(カメレオン)1.32%しかいないのは、タイプ3が「成功」や外界への適応を強く意識するのに対し、INFPにとっては外向的思考(Te)が最も弱い機能であることが影響していると推測されます(たとえばTeが優勢のESTJやENTJはタイプ3の比率がそれぞれ37.19%28.26%)。

MBTIタイプやエニアグラムタイプは時間とともに変わり得ますか?

はい、可能性はあります。ただし頻度はあまり高くありません。人間の性格全般は、エニアグラムやMBTIを合わせてもカバーしきれないほど多面的であり、一度身についたパターンや嗜好は安定しやすい傾向にあります。

しかし、大きな環境的要因や本人の強い意志、内面的な変革などを経て、パーソナリティに変化が生じることはありえます。性格は究極的にはある程度柔軟であり、MBTIやエニアグラムのタイプも変化する場合があります。ただし、もし変化があったとしてもINTJがENTJになったり、INFPがISFPになるなど、性格特性を完全に反転させるよりは隣接する気質にシフトするような形が多いでしょう。

MBTIタイプやエニアグラムタイプを複数持つことはできますか?

MBTIに関して言えば、すべての人が8つの認知機能を持っているため、理論上は「すべてのMBTIタイプの要素」を兼ね備えているとも言えます。ただし、「最も慣れ親しんでいる機能の配置」として現れるのが、その人のMBTIタイプと解釈されます。ですので、厳密には「主なMBTIタイプ」があるという捉え方が望ましいです。

エニアグラムについては、基本的には一人につき「1つのタイプ」がベースにあるという考え方が一般的で、その強迫的傾向を抱えながら人生を過ごすと解釈されます。もし複数のタイプを強迫的に行き来するようであれば、その人は長期的に見てかなりアンバランスな状態にあると言えるかもしれません。

とはいえ、誰しも多かれ少なかれ他タイプの要素を持っています。エニアグラムは本来、「どのタイプの資質もすべて潜在的に持っているが、あるひとつの強迫的なサイクルに最も深く囚われやすい」という前提を含んでいます。自己受容が進み、より健全な段階にある場合は、他タイプの良い部分を柔軟に取り入れられるようになります。

エニアグラムは自己成長においてどのような重要性がありますか?

エニアグラムは、私たちの根源的な性格要素(動機、恐れ、欲求、回避衝動、防衛機制など)を具体的に示し、自分がどの程度バランスを保っているかを測る手助けをしてくれます。同じタイプであっても、自己受容やセルフマネジメントが進んでいるかどうかで表出する性格や行動は大きく変化します(エニアグラムタイプを決定づける強迫観念との付き合い方によって差異が生まれます)。

信頼できるエニアグラムテストはどこで受けられますか?

下のボタンから、今回の研究で参加者が受験したのと同じエニアグラムテストを受けることができます。回答者の約80%が、このテストで自分の主エニアグラムタイプが正しく判定されたと感じています。